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八重山民謡とは

八重山諸島の玄関口である石垣島は、東京から約2,000キロメートル、沖縄本島から約400キロメートルにあります。日本最西端の与那国島と、有人島として最南端の波照間島を含む、12の有人島と無人島があり、これらを合わせて「八重山諸島」と呼びます。

 

各島々は豊かな自然に恵まれる一方、琉球王国時代には、過酷な支配に苦しんだ歴史があります。

南国・八重山諸島はサンゴ礁に囲まれ、亜熱帯の緑濃い植物が育つだけでなく、唄の島・芸能の島・伝統文化の豊かな島と言われ、古くから祭りや暮らしのなかで、さまざまな唄が受け継がれ、八重山民謡として普及してきました。

八重山民謡とは、琉球民謡や沖縄民謡、宮古民謡とは別に、八重山独自の方言で唄われるもので、島ごと・村ごとに伝えられたユンタ、ジラバ、アヨーなどの労働歌が元歌となり、これに三線の伴奏をつけて節唄として広まっていきました。

​喜びや悲しみなど島民の素朴な感情、島の風景、恋愛、為政者への思いなどが歌詞に込められています。

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